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      生きる力を身につけたたくましい子供を育てる

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〒080-0022 帯広市西12条南17丁目3


学校法人帯広葵学園 理事長 上野敏郎  

第80楽章 ―特色ある園づくりとスピード感―

 平成15年の葵学園は、4月の理事会で理事の定員1名増を決めます。これは職員の労務管理等に専門的な知識が必要になると判断し、市内の司法書士がその任に当たることになりました。

 同じ4月から帯広の森、つつじが丘幼稚園は園児の登園時から夕方まで、日本伝統の童謡を園舎内に流すことにしました。それは、二つの幼稚園が掲げる「特色ある教育」の一環として童謡を聞く、歌うことによって子どもたちの感性を育もうとする狙いがありました。

 5月には、帯広の森幼稚園が園児の食育に役立てることを目的に855uの土地を買い求めています。今の大きな物置周辺の土地がそれに当たります。このことにより、帯広の森幼稚園には広い農園ができたのでした。あまりにも広いため、子どもたちが種を蒔いたあと、それを育てる職員たちはたくさんの汗をかくことになったのでした。

 7月には、かねてから交渉を進めてきた葵学園のキャラクターに「アンパンマン」が決定しています。これは、アンパンマンの使用権をもっている「フレーベル館」と葵学園が、アンパンマン等のキャラクターを十勝をエリアとして葵学園が主導的に使用する契約を結んだということです。このことにより、帯広の森幼稚園園舎の西側壁一面にアンパンマンやバイキンマンなどが登場し、つつじが丘幼稚園では、正面の壁が広いことからワンポイントのキャラクターを数カ所に分けてキャラクターの登場となりました。もちろん、園児たちの通園バスもアンパンマンバスに変身です。葵学園グループの幼稚園が、通称アンパンマン幼稚園と呼ばれるようになるにはそれから数年の月日を要しています。

 10月には、「あおいキッズサッカークラブ」が発足します。当初は各幼稚園で通常のカリキュラムの中でサッカー指導をすることを検討してきたのですが継続性に無理があるとの判断から、つつじが丘、帯広の森両幼稚園で希望者を募りクラブ方式でスタートすることにしたのでした。主となる練習会場は芝生の園庭を持つ帯広の森幼稚園です。力強いことに指導陣に、十勝の少年サッカーの指導者複数の協力を得ることができたのでした。

 また、園児数の微減傾向と通園事情の変化に対応するため、バスはつつじが丘幼稚園は大型バスを3台、帯広の森幼稚園は中型バスを4台の運行体制になったのも平成15年でした。ちなみに、15年は帯広の森幼稚園が199人、つつじが丘幼稚園が204人で、合計では前年比15人の減でした。


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