葵西幼稚園の「O157」問題は、平成9年になっても最終解決に至りませんでした。まだ、病院での年越しをしなければならない園児がいました。よって、幼稚園としては引き続き丁寧な保護者と園児対応を心掛けていたのでした。
さて、平成9年の十勝毎日新聞を紹介することにします。
1.平成9年01月27日 帯西幼稚園 一貫した園児教育誓う
創立20周年式典・祝賀会
2.平成9年01月30日 清水・第一保育所 ‟お兄ちゃんお姉ちゃん“と遊ぼう
混合保育が好評 年少児の面倒年長児が見る
逞しく子育て
3.平成9年02月01日 帯広東幼稚園 手話で自己紹介やゲーム
ろう者協会会員招き交換
4.平成9年02月11日 葵西幼稚園 17日に給食開始
O157の入院患者すべて退院
5.平成9年03月01日 更別幼稚園などに栄誉 教育実践・教育奨励表彰
6.平成9年03月03日 きょうはひな祭り 保育所や幼稚園で祝う
歌や踊りで華やかに
7.平成9年03月11日 市立開西小体験入学 葵西園児のみ幼稚園名
参加者名簿 一部父母らに波紋
「差別ではない」と学校側謝罪
8.平成9年03月12日 幼稚園名記載問題 発生時の思い再び
差別や偏見 いえぬ心に傷
9.平成9年03月14日 音更共栄台幼稚園児161人ら サケの稚魚放流
10.平成9年04月01日 市内保育所で一斉に入所式 チビッ子1,200人元気に
当時の葵西幼稚園は、「O157」問題を園児の保護者と地域の理解をいただきながら最終解決の道を模索することに一生懸命でした。その努力の一つが2月17日からの給食再開でした。園側は、全保護者に向けてアンケートによる調査をもとに幼稚園の全面再開の準備を始めます。保護者会も2回開いて理解を求めたのでした。
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