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      生きる力を身につけたたくましい子供を育てる

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〒080-0022 帯広市西12条南17丁目3


学校法人帯広葵学園 理事長 上野敏郎  

第55楽章 ―幼稚園と保育園に機能融合―瓜幕保育園―

 平成7年は、国内においては大変な年でした。1月17日、死者6,308人を出した阪神淡路大震災がおきました。3月20日には、東京で11人死亡、約5,000人が重軽傷をおった地下鉄サリン事件が発生しています。

 帯広市では、市民に慣れ親しんだ勤労者福祉センターと婦人センターが閉館し、駅前に「とかちプラザ」がオープンした年でした。そんな時代に、帯広市の幼児に関する報道がどうであったかを十勝毎日新聞の記事から見て見ます。

1.平成7年01月12日 寒さ吹き飛ばせ 日赤東保育所 元気に雪中ミニ運動会
2.平成7年01月30日 改築工事進む愛国保育所
          夢あふれる外観披露 来月移転 落成式は3月12日
3.平成7年02月26日 熱演に子供たち拍手
          帯広幼稚園の先生とお父さん バンドがディビュー
4.平成7年03月03日 楽しくひな祭り 豊成保育所
          お年寄り招いて手作り人形披露
5.平成7年03月05日 帯西幼稚園 カナダの姉妹園に 給食や遊びの風景撮影
6.平成7年03月15日 75人が元気に巣立つ 市内トップ 帯広幼稚園で卒園式
7.平成7年03月18日 将来の夢も発表 帯広市内の保育所で卒園式
8.平成7年03月27日 さよなら幼稚園 瓜幕保育所に統合で閉園式

 平成7年の源照学園(現葵学園)の園児数は、葵幼稚園が100人、葵南幼稚園は103人、葵西幼稚園は266人で総園児数469人でした。総定員は何と765人ですから充足率60%です。これでは経営が成り立つ訳がありません。理事会は打開策を工夫しようにも、三つの幼稚園を現存させることを前提にすべきとする職員・保護者等の一部考え方との調整はうまく進んでいませんでした。その中にあって、鹿追町瓜幕保育所は3月27日の記事にもあるように、同じ建物の中にある幼稚園部門を保育所機能に取り組む工夫をしていたのです。経営の背景は違いますが、この鹿追方式を当時の源照学園理事会は知りませんでした。


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