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      生きる力を身につけたたくましい子供を育てる

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〒080-0022 帯広市西12条南17丁目3


学校法人帯広葵学園 理事長 上野敏郎  

第51楽章 ―西高東低の園児数顕著―

 平成5年頃の源照学園(現葵学園)は、運営面で大きな変化を見せます。例えば、学園が運営する三つの幼稚園の園長は兼務でした。例えば、葵幼稚園と葵南幼稚園は石谷弘保園長が兼務、葵西幼稚園は阿部勝治理事長が兼務でした。この体制を新しい理事会は変えます。葵西幼稚園の園長には新しく三田村峰雄さんを迎えます。平成6年には、石谷弘保さんは葵南幼稚園の園長に専念し、葵幼稚園園長には玉川正雄さんを迎えます。そして、平成7年には石谷弘保葵南幼稚園園長が退任し新しく田口恵治さんを迎えます。この頃の源照学園は、帯広の幼児教育界で生き残るために懸命だったのです。

 では、十勝毎日新聞の報道はどうだったでしょうか。平成6年の記事の見出しを見て見ましょう。

 1.平成6年01月31日  身近なもので楽しむ 帯広市親子遊び教室
                              母と乳幼児70組参加
 2.平成6年01月31日  幼児スケート教室人気 「入学前に」の親心反映
 3.平成6年02月04日  楽しいステージに 私立幼稚園連合父母の会
                              20日かわいい音楽会
 4.平成6年02月21日  園児が音楽を楽しむ 私立幼稚園連合父母の会
                              かわいい音楽界
 5.平成6年02月26日  家庭での配慮を学ぶ 160人参加
                              新入学児童の母親教室
 6.平成6年02月26日  子供たち興味津々 藤幼稚園で1日体験入園
 7.平成6年03月06日  そり滑りと雪遊びに夢中 あすばら共同保育所
 8.平成6年03月12日  全員お人形に“変身” 音更木野南保育園
                              “人間ひな祭り”
 9.平成6年03月12日  笑顔で卒園証書 芽室北明やまざと幼稚園
                              75人元気に巣立つ
10.平成6年03月19日 元気いっぱい園児巣立つ 市内保育所など卒園式   11.平成6年03月24日 市の保育所入所状況まとめる

 園児募集時期には、定員割れの私立幼稚園にとっての頼みの綱は保育所の募集状況がどうであるかが大きな関心事です。平成6年の帯広市には公立、私立合わせて27の保育所がありました。この年の3月20日現在、総定員は2,560人、入所決定は2,151人です。入所状況は西高東低の傾向が顕著です。西地区に希望が多いのは幼稚園と同じです。葵西幼稚園も前年比25名増と奮闘します。正に西地区は未入学児童獲得の激戦区そのものだといえます。


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