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      生きる力を身につけたたくましい子供を育てる

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〒080-0022 帯広市西12条南17丁目3


学校法人帯広葵学園 理事長 上野敏郎  

第46楽章 ―理事会一新の背景―

 平成3年11月に葵西幼稚園は定員増加の認可を受けます。それまでの80人から倍の160人となりました。葵西幼稚園は平成2年4月開園ですが初年度の入園児は80人でした。それが翌年は、在園児と新入園児を合わせて132人を受け入れることになります。もともと園舎は200人規模の園児を想定していましたから十分に対応できますが、80人の定員に132人の実員は問題です。定員増が実現しなかったらペナルティの対象になるところでした。

 しかし、葵西幼稚園は当初から200人の園児数を見込んでの園舎建設でした。ところが、申請目標は却下されたのです。認可定員は80人、理事者の大きな見込み違いが生じたのです。それだけに160人定員の認可は嬉しいニュースだったのです。

  その後葵西幼稚園は順調に平成5年は209人、6年は241人、7年は266人と園児数を伸ばしていきます。なんといっても、新しい住宅団地の造成が味方したのでした。

 ところで、西25条、つまり帯広市と芽室町の境界線にある葵西幼稚園です。西22条には帯西幼稚園があります。帯西幼稚園は定員300人でしたが平成3年に40名増の340人の認可を受けています。立地的には葵西幼稚園より数倍恵まれた西21条には定員190人の帯広幼稚園があります。つまりこの地区は、幼稚園運営の立場からすれば激戦区なのです。その中にあって、葵西幼稚園が生き延びていくには日々子どもたちにとって良い教育を実践することはもちろんですが、園児募集の面では常在戦場の気概も必要だったのでした。

 平成4年5月、帯広源照学園は理事会を一新します。以前から阿部勝治理事長から幼稚園経営の相談を受けていた山田麟太郎氏が新しい理事長に就任し、実務部門の責任者として専務理事を置くこととしその任に上野敏郎が就くことになったのです。この理事会は園地が狭く、園舎の老朽化が著しい葵幼稚園を平成6年3月31日には閉園し、残り二つの幼稚園で経営の立て直しをしなければならない難しい課題を抱えていたのでした。
 
 


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