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      生きる力を身につけたたくましい子供を育てる

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〒080-0022 帯広市西12条南17丁目3


学校法人帯広葵学園 理事長 上野敏郎  

第111楽章 ―新たな子育て支援計画―

 平成26年1月、帯広市は2015年度から新しく始まる「子ども・子育て支援制度」の実施に向けてのアンケート調査の結果を明らかにしています。就学前の子どもがいる3000世帯を無作為で選び調査したところ、1268世帯から回答があったのです。42.3%にあたりますがこれは高い回収率です。それだけ子育てに対するニーズが高いことを意味しています。

  それは、当時対象幼児全体の58.8%が幼稚園や保育園を利用していましたが、これから幼稚園や保育園に入れたいとする希望が66.8%に上っていることが証明しています。この見通しをしっかり心に刻むことが重要です。

  つまり、子どもの数は減る傾向にあるのに、幼稚園や保育園の利用率は高くなる現実を行政はもちろんのこと、幼児教育・保育関係者も気を抜くことなく対策を打たなければなりません。

  さて、葵学園の平成26年は、昭和39年に葵幼稚舎(園児9人)がスタートして50年を迎える年でした。諸般の事情から式典のような儀式は行いませんでしたが、記念事業はいくつか実施しています。その一つが遊具「アンパンマンの滑り台」をつつじが丘幼稚園に設置したことです。

  つつじが丘幼稚園は、自然豊かなところにあり、敷地も広大ですが、楽しくなるような環境づくりにはなっていませんでした。そこで、園舎の壁に描いているアンパンマンやバイキンマンの絵と一体性のある遊具を設置することにしたのです。1学期になかった遊具が、夏休みが終わり2学期に登園するとアンパンマンが「おはよう」と言ってくれてびっくりする子どもの顔が見たくて夏休み中に設置を完了したのです。今でも、高さ5メートルのアンパンマンの滑り台は、毎日子どもたちの登園、降園を見守ってくれています。

  また、毎年実施している「とかち童謡まつり」は4回目を迎えています。それまで、つつじが丘幼稚園はとかちプラザのホール、帯広の森幼稚園は帯広動物園の野外ステージで行っていましたが、平成26年からは帯広市文化ホールの大ホールでやることにしたのでした。これも、創立50年を節目に決断したことです。二つの幼稚園で園児数は400人を越しますが、そこに全国大会で何度も優勝している帯広三条高等学校の合唱部が特別参加するプログラムです。子どもたちにとっても、いい経験になるのでした。


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