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      生きる力を身につけたたくましい子供を育てる

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〒080-0022 帯広市西12条南17丁目3


学校法人帯広葵学園 理事長 上野敏郎  

第2楽章 ー9人の新入園児からー

 昭和39年当時、帯広には6つの幼稚園がありました。
 十勝で最も古い歴史を持つ「双葉幼稚園」(明治44年創設/平成25年3月閉園)、「帯広幼稚園」(昭和11年創設)、「藤幼稚園」(昭和29年創設)、「聖公会幼稚園」(昭和30年創設)、「大谷幼稚園」(昭和31年創設/昭和63年音更町に移転)、「大谷第二幼稚園」(昭和32年創設/昭和59年帯広東幼稚園に改名)の6園です。「葵幼稚舎」は7番目の幼稚園となります。。

昭和39年4月第1回入園式
 さて、「葵幼稚舎」は昭和39年4月、9人の子どもたちを迎えて入園式を行います。初代園長の大高氏は、先に紹介した通り子どもたちに熱い眼差しを持つ人でした。昭和16年、利尻島から帯広へ移住した大高氏はその後多くの公職を持つことになります。中でも福祉関係の要職が多かったのです。その福祉の心が、幼稚園不足を何とかしたい、せめて自分たちの子弟だけでも通える幼稚園が欲しいとする檀家の声に応えることになります。
 しかしながら、幼稚園経営はそう簡単ではありませんでした。園児の登園・降園はバスです。それも園児の自宅までの送り迎えです。お寺の行事があるときは人の手配はもちろんのこと、バスを待つ子どもたちが待ちくたびれないようにしなければならないこと等々、苦労の連続でした。
 春の遠足は帯広神社でした。きっと東地区の先輩格にあたる「双葉幼稚園」「帯広幼稚園」「大谷第二幼稚園」「藤幼稚園」の遠足からみれば"かわいらしい"光景に見えたのではなかろうかと思われます。
 数の多さが幼児教育の質を表すものではありませんが、《はじめの一歩》を記録と記憶に留めておくことは価値のあることです。


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